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自分と異なる世代の人のことを知り、理解し、考えることを通して!(4年生高齢者体験活動)

公開日
2025/12/09
更新日
2025/12/10

学校生活のようす

 4年生が高齢者体験活動を実施しました。

 この学習は、毎年、地区社会福祉協議会の皆さんと地域学校協働活動推進員の皆さんと保護者ボランティアの皆さんが協力して、三小の子供たちのために実施をしてくれている取り組みです。

 子供たちは、「白内障の見え方の体験」「体が動きにくく制限のある状態での歩行体験」「手先の感覚に制限のある状態での手先を使った作業体験」の3つの体験コーナーで、実際に体験をしました。専用のゴーグルをつけてものを見てみると、見えにくかったり色が判別しにくかったりすることがわかりました。軍手を二重につけて、新聞紙をつまんでみたり、箸で豆をつかんでみたり、机の上にあるコインをつまんでみたりすると、とても時間がかかるし不自由さを覚えることがわかりました。重い専用のギプスをつけて、腰が曲がった状態で歩行してみると、思ったように歩けないことがわかりました。これからの体験から、子供たちは、お年寄りの日常は、子供たちが思っているよりも、不自由さを感じたり助けが必要だったりすることを、肌で感じたことと思います。

 そして、そこから、子供たちはそれぞれの学びを得たことと思います。その学びこそが、今回の高齢者体験活動の意義です。どの世代の人たちも、気持ちよく自分らしく生きられる、さらによりよい日本を作っていくのは、次代を担う子供たちです!そのような子供たちに、学びの機会を提供してくださった地域の皆さんと保護者の皆さんに、心より感謝申し上げます。ありがとうございました!

 是非、ご家庭でも今日の子供たちの学びについて、振り返るとともに感想を聞いてあげてください。