記事

子供の「わかった!」を引き出す授業づくりのために!(教員研修)

公開日
2025/12/11
更新日
2025/12/11

学校生活のようす

 よりよい授業づくりを目指して、授業研究を実施しました!今回の授業研究は、若年層教員を中心に行う主体的な研修で、三小の先生たちが参観しました。今日は、授業の様子を、先生たちの日々の取り組みの様子を中心に紹介します。

 今回は2年生の「算数」の授業を実施しました。2年生は、現在、「かけ算」の学習を行っており、かけ算の学習もまとめの時期に入っていますので、今日の学習は、より発展的な内容でした。

 「チョコレートが並んでいます。その数を、かけ算を使って求めましょう。」というのが、今日の問題です。子供たちは、かけ算の考え方や九九をこれまでに学んできたので、一目見れば簡単です!・・・と言いたいところですが、今日は、何やらいつもと少し違うようです。いつもは、長方形や正方形のような形で、チョコレートが並んでいるので、〇×〇=〇というかけ算で簡単に求められます。でも、今日は、何と!チョコレートを、担任の先生がいくつか食べてしまっていた(という設定です。本当には食べていません。あしからず!)ようで、きっちりとした形ではないので、上手に求められません・・。

 「さて、どうしよう。」というところから、今日の学習がスタートしました。

 そこから、自分で考えたり、友達と話し合ったり、ノートに考え方を書いたり、友達に説明したり、発表したり、皆で考えを共有したりしながら、「どうやら、これまでに習った考え方を使えば解けそうだ!」ということに気づき、「このようにやってみよう!」と考えて取り組んでみたり、「友達の考えは、思いもよらなかった!」「友達の考えは、私と似ているぞ!」と考えを深めたり、「みんなのやり方は少し違うけれど、考え方は同じだ!」と気づいたり、子供たちが主役の授業が展開されます。今日は、動かしたり、全体から部分を引いたり、2つの部分を足したりしてみても、考え方の中心は「まとまりで考えること」であり「かけ算を用いることができること」がわかりました。

 このような、学びの主役は、もちろん子供たちです。そして、その学びをコーディネートするのが、我々教員の役目です!よりよい授業づくりのためには先生たちのあくなき向上心と努力が不可欠です。今日も、三小の先生たちは、主体的に学び合っています!