パラアスリート等学校訪問事業
- 公開日
- 2025/12/12
- 更新日
- 2025/12/15
学校から
12月10日(水)に5年生は千葉県が主催するパラアスリート等学校訪問事業の一環として、車いすバスケットボールの選手である「財満(ざいま) いずみ」さんをお迎えし、車いす体験をしました。
財満さんは、2020年の東京パラリンピック、2024年のパリパラリンピックと2大会連続で、日本女子代表として出場された、世界で活躍するトップアスリートです。
【埼玉ライオンズHPより】
まず、財満さんからは、「みなさんこんにちは!財満いずみです。いず、いずさんって呼んでください!」と自己紹介を兼ねてご自身の経歴をスライドを使ってお話してくださいました。ここで全ては紹介できませんが、「小学6年生から車いす生活」「恩師阿部先生との出会い」「中学2年生から車いすバスケットボールを始める」「17歳でカナダでの国際大会に出場」「大学進学」「埼玉ライオンズに加入」等々です。
生い立ちや経験をお話くださるなかで、「車いすでの生活は、多々制限があります。思い通りにならないこともたくさんあり、葛藤もありました。」ともおっしゃっていましたが、「しかし、その度に支えてくれる方、見守ってくださる方がいて、今の自分がある」とお話は続きました。
その中でも、コーチからかけられた「しんどい時は上り坂」という言葉は、「目標・目的に近づいているときは確かに苦しい。でも伸びしろがあって成長が期待できるとき」と捉え、励まされたそうです。
そして、これまでの人生の教訓として、「全て自分で決めて、自分で行動する。結果も自分の責任である」を常に心に留め置いているそうです。
お話の後は車いす体験と車いすバスケットボールのミニゲームを二手に分かれて行いました。
競技用の車いすを初めて見て、触って、乗った子どもたち。「かるーい」「くるくる回ってなかなか前に進めない」など、感想があちらこちらから聞こえてきました。「両輪を同じように回さないとまっすぐ進まない」ことを理解し、こぎ方もターンも徐々に慣れ、運転も上達してきました。
車いすバスケットボールは、パスを回し、ゴール下まで進入し、いざシュート!しかしなかなかこれが入りません。「下半身が使えないとボールを遠くに投げられないね」「狙ったところまで届かない」など、普段との勝手の違いに驚いていました。そして、「がんばれー!」「あきらめるなよ」など、白熱する試合に熱のこもった応援!競技も応援も大いに盛り上がりました。体験の最後に、「いずさん」が華麗にドリブルシュートのお手本を見せてくださいました。
体験後は質問タイムです。
『達成感はどんなときにありますか?』
→「勝った時です」
『車いすを使うコツは?』
→「乗って慣れていくことが大事。バスケットも健常者と一緒にプレーしています。日頃から努力していくと上手になっていきます」
『試合のときいつもすることは?』
→「ヘッドコーチといつも凄いスピードでパスの練習をしています。」
『バスケをするときに大切にしていることは?』
→「5人でコミュニケーションをとることです。いっぱい話す、いつも会話をすることを心がけています」など、 一人ひとりの質問に丁寧に答えてくださいました。
そして、最後はいずさんと5年生で記念撮影をしました。ここでなんとサプライズが!車いす体験のリレー勝負で、勝ったチームのメンバー全員に直筆サインをプレゼントいただきました!
体験を終えた子どもたちからは、「バスケットボールに興味を持ちました」「これからはパラ競技を楽しみたいな」「苦しい時は、いずさんの言葉を思い出してがんばる!」などの感想が出ました。
本校では様々な福祉体験を実施していますが、今回もこの体験を通して、共感力と思いやりの気持ちをはぐくむことができたと思います。今すぐ自分たちができることは限られていますが、将来において、「誰もが暮らしやすい社会」となっていくよう、これからも自分事として考えられる、主体性をもって行動する児童の育成を続けていきます!